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8章:目撃…
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盗みをしていることがバレてから、私は病室を移動することになった…。
315号室から309号室の個人部屋(1人部屋)へと移動した。
盗みをしたことは両親にも話された…。
ママはそのオバサン、看護婦達に謝罪をしに【折菓子】を持って、何度も頭を下げた…。
私はおもいっきりママから頭を叩かれ、次第にママはあまり病院に顔を出さなくなった…。
恥ずかしくて来られなくなったのだ…。
それでも、ジイチャンは毎日私に付き添って面倒を見てくれた。
【もう二度とあんなバカなことはしない…】
そう誓えれば…良かったのに…。
心の中では悪いことだと解っていいても、私はこの先どんどんエスカレートして、盗み食いだけじゃなく…違う方向へと手を染め続けるのである…。
もしかしたら【悪い】ってゆう罪悪感は口だけで、私には無かったのかも知れない…。
【未来の自分に…もし今、あなたと話しができるなら…この先、こんな寂しい辛い想いはしなかったかも知れないね…】
【でも、今だから言えるよ…過去の自分…美智へ…ごめんなさい…未来の自分より…】
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