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7章:盗み…食べ続けた… (1/2)

7章:盗み…食べ続けた…

入院してから2週間が過ぎた。
私の病室には、私の他5人が同じ部屋で入院をしている。

70歳過ぎのお年寄りが4人 30代の主婦、そして私。6人だ。
小児科病棟に入院したはずなのに、私の病室には子供が居ない。

小児科病棟のベッドに空きがなく、小児科よりの内科病棟へ入院した。

私は入院して3日目に【盗み】を働いた…。
向かえのオバァチャンのテーブルに置いてあった【バナナ】を盗み、食べてしまったのだ。
いつかバレるんじゃないかと、1週間ドキドキして眠れない日が続いた…。

そんなある日、甘い物がどうしても食べたくて、病院内にある【一般冷蔵庫】←入院患者が使う冷蔵庫…この冷蔵庫は入院している患者が一つの冷蔵庫を全員で使用するものである。

私は真っ先にその冷蔵庫を思い出した…。
その冷蔵庫の中には【ケーキや果物、プリンやゼリー、ヨーグルト】等が入っているのを知っていた…。

なぜなら、そこには台所が完備してあり、毎回、ご飯の後に【箸】を洗いにその冷蔵庫のある場所に足を運んでいたからである。

その冷蔵庫には鍵が付いていなく、誰でも気軽に開け閉めができるようになっている。

あの、【バナナ】を盗んだ恐ろしい記憶もどこかに吹っ飛んだかのように、頭の片隅にもちらつかなかった…
私はコソコソとその冷蔵庫を開け、持ち主が誰かも解らない白い箱の中にある【ショートケーキ】を1つ盗み…2つ盗み…一気に食べた…。

盗みをする時って、どうしてこうもそのことだけに夢中になるんだろう…?
まるで…大事な気持ちを何処かに落としてきたみたいだ…。

私はそんな【盗み食い】を3日に一度続けるようになった…。
所構わず…【一般冷蔵庫】【看護婦の休憩室】【同じ病室の患者】さまざまな所から順番に…繰り返した。
私の食事は1日【1600cal】と決められている。
食事の他に病院から出された【おやつ】が【10時】と【3時】に出る。
おやつと言っても【お菓子】ではない…果物である。スナック菓子と違って、calが少ないからである。

幼い子供だった私には残酷な【おやつ】である…。
食べた気がしない。出てくるおやつも毎回似たり寄ったりで…。
いつも【ミカン、リンゴ、バナナ、柿、梨】のどれかが繰り返し回されてきた…。

病院で出される以外の食事は一切禁止。
水分も【緑茶、烏龍茶、水】以外は禁止。

そんな盗み食いも3週間が立ったある日…思いもよらない所でバレるのだ…。
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