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4章:親からの遺伝… (3/3)

ママ :もしもし…?

ばぁ :あら?麗かい?どうしたの?深刻な声で…

ママは声を震わせながら、私の病気のことをばぁちゃんに話し始めた…。

その頃私は、看護婦さんに点滴を打たれながらベッドに横になる。

何で私はお家に帰れないんだろう…?
いつまで入院するんだろう…?
ここの病院は夜になったらお化けが出るんじゃないかな…?
と色々心配した…。

デパートにも行けず…夏休み前日にこんな病気になっちゃって…私、何か悪いことでもしたかな?
明日から楽しい夏休みのはずなのに…。

美智 :看護婦さん、美智ね、明日から夏休みなの…友達とプールに行ったり、家族と海にも行かなきゃいけないの…親戚のお家にも行かなきゃいけないし、友達と夏祭りに行く約束もしてるんだよ…。すぐお家に帰れるよね?

看護婦 :そうね…美智ちゃんがきちんとお医者さんの言うことを守れば、すぐお家に帰れるわよ

美智 :うん!ちゃんと言うこと聞くよ!

看護婦は私の頭をイイコイイコと撫でる。


数分後…ママが電話から戻る

ママ :美智、ママね、美智の着替えや病院にお泊まりする用意をしなきゃいけないから、少しの間お家に帰るからね。ちゃんと看護婦さんの言うこと聞くのよ

ママはそう言って着替えを取りに帰るため病室を出て行った。
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未来への切符 ©著者:みち★

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