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4章:親からの遺伝…
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4章:親からの遺伝…
私は学校を休むことになり、ママと市内にある病院の小児科にて診察を受けることになった。
美智 :ママ〜、美智もデパートに行きたいよ…お医者さん終わったら美智も行っていいでしょ…?
私はママの顔色を伺いながら小声で言う…。
ママ: 美智の体がなんともなかったらね。もしかしたら大きな病気かもしれないよ
ママは私の顔をニヤニヤと見ながら意地悪そうにそう言った…。
今日は土曜日なので、病院は午前中で終わり
さすがに、予約なしで診察に来た私は数時間待たされた
1時間ちょっと待たされ、やっと私の名前が呼ばれる。
看護婦 :川崎さ〜ん、2番診察室にお入り下さい。
私はドキドキ…しながら診察室に入った…。
(もしかしたら太い注射でも打たれるんじゃないかなとビクビクした…
)
医師 :川崎 美智ちゃん、9才だね。症状はどんな感じなのかな?具合悪いところはあるかな?
医師は詳しく聞いてくる。
美智 :あのね、お腹が痛いの…。あと、オシッコがたくさん出るし、布団にもたくさんしちゃうんだよ…。3年生でオネショしたら、友達のみんなに笑われちゃうから嫌なんだ…
医師 :お母さんは娘さんの症状についておかしいと思うところはありますか?
私のママはほとんど家に居なく、昼夜寝ないで働いていたから、私の症状について何も気づかなかった…。唯一知っていたのが、私が【オネショ】をしていたことぐらいだ…
ママは大変そうに毎朝私の敷き布団を庭に干していた…。
ママ :いえ…特別変わった様子はないですよ…。でも…オネショが毎日って…先生、この子どこかおかしいのでしょうか…?
医師 :美智ちゃん、お口開けてね。あとね、オムネの音も先生に聞かせてね
私は【あ〜ん】と大きな口を開ける。
医師 :ん〜…脱水症状をおこしてますね…心臓の音も早いし…。念のため今日はきちんと調べて行きましょうね
ママ :えっ?先生、この子どこか悪いんですか?
医師 :いえ…きちんと調べてみないことにはハッキリしたことは解りません…
ママ :じゃあ、今日じゃなくてもいいですか?週明けの月曜日にまた連れてきます…
ママは医者にそう言った。
医師 :お母さん、何を言ってるんですか!!もし、美智ちゃんの体に何かあったらどうするんですか?
お医者さんはママに大きな声でそう言った…。
私も早くお家に帰りたかったが、シブシブ検査を受けることにした。
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