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44章:いつもいっしょ… (1/4)

44章:いつもいっしょ…



【どうして…私を生んだの…?】




その言葉を聞いて…ママは涙を流しながら部屋を出ていった…。



ママも辛いよね…でも…病気の私は…もっと辛いよ…



私が生まれてこなければ…ママも…そして…私自身もこんな辛い日々を送らなくてすんだのに…



いま…不幸せな自分に…更においうちをかけるかのように…色々考えてしまうんだ…


そう考えると自然と涙が頬に何度も流れ落ちた…。



いうことがきけない自分と…


こんな身体で生まれてきた自分が…




悔しくて…悲しかった…。


神社にお賽銭を入れて… 【病気が治りますように…】小学生の頃、何度お祈りしたか…


治らないのはわかっていたけど、私だけは…特別治るんじゃないかって…どこかでそんな気がしてた。



そう考えながら日々を送っていたんだよ。





その日の夜中…



私は食事をすることなく、そのまま眠りについた…。


【みち…みち…みち…】



誰かが…私を呼ぶ声がする…

夢の中…?現実…?


真っ暗な部屋の中…その声は…悲しそうで…悔しそうな声…




【いつも…いっしょ…だよ】



【いっしょに…いこうね】



誰かが私にいう…


【誰…?】



真っ暗でなにも見えない…


横になっている私の顔に…


水滴がポタポタ…落ちてくる…



【ママ…ママなの…?】




【みち…みち…ごめんなさい…】



【いつも…いっしょ…だから…】



【痛くないから…痛くないから…ママと…ママと…いこうね…】





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