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43章:私のお父さん… (1/1)

43章:私のお父さん…



ママ…ママは私の気持ちを理解してくれますか…?



本当はずっとずっと…言いたくて言えなかったことがあります…


いつか…私にしてくれましたね…本当のお父さんの話しを…


【あなたを見る度、あんたの父さんを思い出す】と…


私はその言葉が大嫌いでした…


【仕草や手つき…お父さんにそっくり…】


私は本当の父の顔を見たことがありません。


でも…1つだけ言えることがあります。それは……【私も父が大嫌い】だということです。


なぜなら…あなたも私の父を大嫌いだということがわかるからです…。



父さんの話しをしているあなたの顔は…いつも悲しそうです。



ママは、私の父と正式に籍を入れてませんでした。同棲中に私ができちゃったからです。どうして二人は結婚をしなかったのか…?


あなたは私に話してくれました。


現在じゃ、笑いながら話せることだけど…小さい頃の私にしては…結構辛い話しだったんだよ。



私の実の父親は…
酒飲み…酒乱…暴力…極道…ギャンブル好き…浮気癖があった。

男として…最低なものばかりを持っていた。



別れた原因…それは父の浮気だった。


予定日より3ヵ月も早く産まれてきた私は…当然…未熟児で…体重は1100g…。

3ヵ月も早く誕生したのには理由があった…


父の暴力だ…


妊娠7ヶ月目のママのお腹に、おもいっきり蹴りをいれたという…


それが私が早く誕生した理由だった。


保育器に5ヵ月間も入っていた私が退院したのは、産まれてから7ヶ月後のこと。



我が子が産まれて…お祝いの退院の日…そして…二人で婚姻届を提出する約束の日に……父は自分よりはるか年下の若い女と…自宅のベッドで裸で寝ていたという…


そんな場面を見たママは…退院したての小さい私を…父にむかっておもいっきり投げ捨てたという…


それ以来…父とは縁が切れた…



そんなもとに生まれた私は…

果たして…願われ…祝福されながら生まれてきたのだろうか…?


ママは…どうして私を…
生んだのでしょうか…?


男として最低だった父の子をどうして…?

籍をいれていなかった相手の子をどうして…?


【どうして私を生んだの?】



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