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40章:存在価値 (1/4)

40章:存在価値

20歳まで生きれません…



この言葉を聞いて、普通なら…ショックで立ち直れませんよね…?

目の前が真っ暗になり…

頭の中が真っ白になり…


生き延びる為には…?

そう考えるのが普通だと思います。


この時、私は…
【残りの人生、好きに使わせて頂こう】
それ以外、思い浮かばなかった。


どうしてこの時…もっと自分を大事にしてあげられなかったのだろうか…?

自分の未来(これから)を考えてあげられなかったのか…





私は、詰所に入ることなく、点滴を押しながら病室へと戻る。


15分後…
ママは医者と話し終え、病室に入ってくる。


医者と話したことを一切口に出さないママ…


私も何を話していいのかわからない…


言葉が出てこない…



医者とママの会話を立ち聞きしたこと…もしかしたら20歳までしか生きられないこと…
私はその話しに触れることなく…


【胸の内に秘めた…】


聞かなかったことに…


これから先も…多分…触れることは無い。



私が…生きることの楽しさ…幸せだと感じられるのは…多分まだまだこれから先の話し…



一度…投げかけた人生…なにが幸せで…なにが不幸せ…?その幸せの意味とは…そして…生きる意味…




その大切さに気づかされる【なんらかのきっかけ】…



思いもよらない所に転がってるんだ。


決して難しいことじゃない…

案外、簡単な場所に…




探すんじゃない…


感じとり…掴みとるんだ…





14歳の私は…この時…
【自分の存在価値】について考えるようになっていった…。

家族、友達、周りからについて…

私は本当に存在価値のある人間なのか…




ただ生きてるだけで…


私という人間が…


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未来への切符 ©著者:みち★

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