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30章:うわさ…
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30章:うわさ…
正樹先輩は亜美の気持ちに答えることなく、私に告白をしてきた…
そんなことも知らず、私は正樹先輩の告白を受け入れ付き合うことになった。
生徒: ねぇねぇ…知ってる?川崎さんさ、南さんから彼氏とったらしいよ…ヒドイよねぇ…
生徒達の周りでこんなことが噂されていた…
そんな噂を聞いた橋本が、私に知らせにくる。
橋本: なぁ…美智…なんか変な噂が流れてるぞ…
美智: はっ…?どんな?
橋本: おまえさ、兄ちゃんと付き合ってるだろ…そんでなぁ…A組の南から兄ちゃんを取ったって…
美智: はぁ〜?なにそれ?正樹先輩と南って付き合ってたの?
橋本: いや…付き合ってないはずだけど…んなこと兄ちゃんから聞いたことねーし…
美智: ふ〜ん…別にいいよ…言いたい奴には言わせとけば?
そんな噂をあまり気にしていなかった私は【工藤】の姉ちゃんから呼ばれた。
先輩: おい!おまえ亜美から彼氏取ったんだってな!
美智: あのぉ〜…んなこと誰に聞いたんすか?
先輩: いいから答えろよ!どうなんだよ?
美智: 誰がんな噂流してるか知らんすけど、取ってなんかいませんよ
先輩: 嘘つくな!妹から聞いたんだぞ!おまえが南から岡村を取ったってな!
美智: 妹さんは誰から聞いたんすか?
先輩: 本人からに決まってんだろ!どうなんだよ?
美智: つーか…なんでうちらの問題に先輩達が入ってくるんすか?関係ないじゃないですか…いちいち口出ししないで下さいよ…
先輩: おまえふざけんなよ!亜美は妹の大事な友達なんだよ!ひでぇことしたくせにそれはねんじゃねーの?
美智: 言いたいことがあるなら、なんで妹から私に言ってこないんだよ…?いくら妹のダチだからって、姉ちゃんを出すのはおかしくないですか?やることがいつも卑怯なんだよ…あんたら姉妹は…
先輩: てめぇ…ナメるのもいい加減にしろよ…
美智: なめてなんかいませんよ?つーか…そっちがその気ならいつでも相手になりますよ…そのかわり…私もイトコのえりに頼むわ…
先輩: おまえ…えりを出すなんて卑怯じゃねーか!
美智: 卑怯なのはそっちだろ?後輩相手に情けねーと思わねーの?妹のこととなるといつもあんたらが出てきてさ!妹が私と対マンはるならいつでも相手になっけど、いつもテメェが出てくるじゃねーか!んで、私が姉ちゃん出すって言ったら卑怯呼ばわれかよ?どっちがだよ!
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