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25章:中学校
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25章:中学校
小学校生活が幕を閉じた…
やっと…やっとのおもいで、いじめられていた過去の自分と【さよなら】ができる。
この中学校には、昔の自分を知っている人が少ない…
そんな気持ちで私は中学校に入学した。
入学式…
私服じゃない学生服に着替える…
新たな気持ちを胸に学校に行く…
私のクラスは1年C組
1クラス34人だ
担任の先生は男性の中年おじさん、黒岩先生だ。
普通に話しかけてくる生徒
思わず涙が溢れ出そうになる
嬉しくて嬉しくて…
まともにクラスの子と話したことが無かったから…
交わす言葉がぎごちない…
この日、たくさんの友達ができた…
でも、どうしてだろう…?友達ができて嬉しいはずなのに、なんとなく面倒くさいと思ってしまう瞬間が何度もあった…
もちろん楽しいこともたくさんあったけど、人って本当に怖い生き物だと思った…
【いじめ】とは違うが、
悪口という陰口が絶えなかった…
目的が1人じゃなく、日に日に変わる陰口を言われる人間…
それを間近に聞いて、私も言われてるんじゃないか…とか、その話題に触れられた時、返答に困ってしまう日が何回にも渡ってあった…
だからと言って、その子達と一緒になって陰口を言うことは無かった…
だって、一種の【いじめ】に間違いはないのだから…そんな最低な人間になりたくなかったし、自分がされて嫌なことは、陰口でも人にするのは嫌だった…
くやしい気持ち…
悲しい気持ち…
つらい気持ち…
された人間が一番よくわかっている…
たとえ周りに一線置かれたとしても、私の訴えることが少しづつ周りが理解してくれるのなら…
もちろん言い続けた私に、友達が離れていったこともある
周りには「すごい!よく言えるね」とか…
「そんなことばかり言ってると嫌われるよ」
「そんなんじゃ、世の中うまく渡っていけないよ」とか色々言わ続けたが…
それでも嫌だったんだ…。
そんな中学校生活を送りながら、日に日に…私の名前は上級生へと広がっていった…「調子こいてる1年がいる」と…。
誰が調子こいたんだよ…
本当…人って怖い…
あることないことベラベラと噂しやがって…
また…私の中学校生活はおかしい方向へと進んでいくのである…
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