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23章:学校…
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23章:学校…
施設を出た私は、元々通っていた小学校へ転校することになった。
小学校5年生の冬…
元の友達と2年振りの再会
元同級生だった友達に、転校生として紹介されるのは、なんだか照れ臭い感じがして気が引ける。
施設を出て3日目…
ドキドキしながら学校へと向かう…
担任の先生と教室を入った
先生: 今日から新しい友達を紹介するぞー!みんな席につけよ。さぁ、自己紹介して。
美智: えっと…今日からみなさんと一緒に勉強をすることになりました【川崎 美智】です。札幌の学校から来ました。宜しくお願いします…
ためらいながら私は自己紹介をした。
生徒:よろしく…
先生:じゃあ、川崎さん一番後ろの廊下側の席について下さい。
みんなは私をどうゆう目で見ているのかな…?
特別、喜ぶわけでもなく、声をかけてくれるわけでもなく…
その日は誰とも話すことなく、学校を終えて家に帰った。
友達と久し振りの再会で喜び合う予定が…
なんか寂しいような…
一人取り残されたような気持ちに私はなった…
(大丈夫…明日は自分から声をかけてみよう…)
次の日…足取りがなんとなく重かったが、休んでなんていられない。
早く友達と話せるようになって、楽しい学校生活を送らなければ…。
せっかく施設で学んできたこと、以前とは違うママとの日常生活…ここまでは上手くいってる…
学校へ向かい教室へ入る…
私が教室に入ると、生徒達は一斉に無言になった…
【シーン……】と静まりかえった教室に、気まずい空気が流れはじめた…
その重さが手に取るように伝わってくる…
美智:(なんだろ…この静けさ…何か話してよ…みんな…)
その空気の重さに耐えきれず、私は教室を出てトイレへと駆け込んだ…
美智:(強くならなきゃ…みんなに話しかけないと…頑張れ自分…)
心の中で何度も自分に言い聞かせ、唱えるように言った…
そして教室へ戻る…
自分の席につく…
美智: いっっっ……!?
お尻に何かが刺さった…
思いっきりお尻で何かを踏んでしまった…
私はお尻を恐る恐る見る…
するとそこには…画ビョウが…
私のお尻に刺さっていた…
なにこれ…??
周りを見渡すと、みんなの視線が私に…そして【クスクス…】という笑い声が…
どうしてみんなは笑っているのか…?
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