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6章:リョウ (21/21)

『幽霊っ?!』

僕が驚くと、おじさんは気の毒そうに言った。

『幽霊は結構辛くてな。人間界にいても誰とも話など出来んし』

『永久に幽霊なんですか?』

おじさんは暫く考え込んでから言った。

『キミの天国への道はもう閉ざされている。ならば、チャンスを与えよう。悪人だと思う人間をひとり殺しなさい。そうすれば地獄行きが決定する』

『そんな、殺人だなんて』

『大丈夫。念ずればよい』

そして僕は再び地上に堕とされた。

母さんと住んでいた部屋に行くと、もう既に僕の遺骨があった。

母さんは泣いていなかった。

喜んでくれたかな?

母さん…。

僕は側にいるよ。
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水色のひと ©著者:天海 大地

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