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7章:温もり (2/8)

『そんな……』

あまりに壮絶な話に、私は言葉を失った。

リョウは悲しげに微笑むと、マーブルチョコを口に放り入れた。

『辛かったね…』

私はリョウの後ろに回り彼を両手で抱き締めた…つもりが腕は虚しくすり抜けてしまった。

『僕は生きてる時も辛かったけど、今が一番辛い。だって温もりが分からないんだもの』

一年間ひとりぼっちで誰と触れ合う事も話す事もなく過ごして来たリョウ。

神様、あなたは惨過ぎる。

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水色のひと ©著者:天海 大地

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