ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

6章:リョウ (18/21)

講習はもう始まっていたから、僕はこっそりと静かに教室に入った。

先生の言う事なんか全然聞いちゃいない。

僕はそのチャンスだけをうかがっていた。

終了のチャイム。

しばしの休憩だ。

男子校だから、大体がふざけ合いの時間となる。

『おーい♪』

僕は開けた窓の縁に座ると、みんなに声をかけた。

5Fである。

みんな血の気が引くのが分かる。

『おい、一ノ瀬!よせよ!』

『バカ!何やってんだよ!』

思った通りに実行出来そうだ。

『こんなの平気さ。肝試し♪肝……わぁぁぁぁっ!』

そこにいた全員の悲鳴の中、僕はわざとバランスを崩して落下した。
52 /144

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

水色のひと ©著者:天海 大地

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.