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45章:父、危篤 (1/21)

45章:父、危篤

ある日の事。

いつものように、子供を保育園に連れて行き、仕事に行った。

数人接客したところで、

『アリバイ会社が至急電話くれと言ってきたぞ。』

取り継いだ店長に言われた。

幼稚園で何かあったのか?

かつてないくらい動揺しつつ、携帯を手にした。

するとアリバイ会社から、何度も電話があり、伝言も入ってた。

一件目

『お父さんが蜘膜下で倒れ緊急搬送された。』

二件目

『○○病院に搬送されたので、至急電話するように。
番号は・・・』


愛人が、自宅に連絡しても繋がらないので、父親から聞いていたワタシが働いている事になっているアリバイ会社に電話してきたらしい。

父親とは、ワタシが小学校一年生の時、祖父が他界してから、数えるくらいしか合ってない。

家族をほったらかし、愛人と暮らしていたのだ。

最後に会ったのは、ワタシの結婚式。

久しぶりの父親は、すっかりハゲあがっていて、ビックリした記憶がある。

ワタシの子供の顔も知らないだろう。

家族を捨てて、愛人のところに走った父親。

自分の父親かもしれないが、どこか他人事のように感じる。

子供ではなく、父親に何かあったと知り、安心してしまった。


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ビタミン ©著者:まっきー

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