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23章:イメージ (1/2)

23章:イメージ

保育園に預けた時

『あら?どうしたの?』

と先生に聞かれた。

ただでさえ若い親は、育児放棄と虐待のイメージがある。

実際、ウチもそうだけど。

なので、当たり前だが、怪我した子供を連れて行くと、疑惑の目でみられてしまう。

苦しい言い訳だが、

『ちょっと公園で転んで…』

と言いかけたら

『違うおー、パパがねー、ママをバンッてやって、ボクもバンッてされたのー。』

先生とワタシの間に、妙な空気が流れる。


そうだった。

子供をナメたらいけない。

このお年頃の子は、言って良い事、悪い事の区別がつかず、何でも喋ってしまうのだ。

ワタシもボクサーなので、さっき装着された首のコルセットは隠せないものの、怪我を隠す為メガネとマスクをしていた。
誰が見ても一目瞭然だし、子供の証言で、嘘をついたその場で、嘘がバレた。

『お母さん、大丈夫ですか?』

ワタシは、

『大丈夫です、大丈夫です。』

逃げるように、保育園を後にした。


次に向かったバイト先。

ビックリした店長となっちゃん。

『大丈夫…じゃないよね?』

『すみません。こんな顔じゃ、接客できないので、暫く休ませて下さい。』

店長に伝えた。

そして、

『ちょっといい?』

と、なっちゃんをスタッフルームに呼び、盗聴された事を話した。

『なにそれ!?頭イカレテル!』

うん。
ワタシも、そう思う。

冗談や遊びでやる事の度を越してる。

『これからどうするの?』

と聞かれ

『黙って逃走すると、ただの警察沙汰で終わるので、母親の答えは分かってるけど、ヒントを与える意味で【相談】て形で話てくる。』


なっちゃんに

『それがいい。』

と後押しされ、ワタシは実家に向かった。

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ビタミン ©著者:まっきー

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