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20章:盗聴 (1/7)

20章:盗聴

こんなやりとりがあった翌日は、仕事に行く気分になれなかった。

家にはヒモがいるが、どうしても出掛ける気持ちにならない。
それどころか、布団から出る気力がない。

幸いにも、ヒモは、夜中までゲームしていたので、まだ起きてこないし、子供も寝ている。

なので、そのまま横たわっていた。

あどけない寝顔を見ながら、昨日の事、お腹の子、今までの事が走馬灯のように頭を巡る。


自然と涙が出てきた。


止まらない。



ごめんね・・・



この言葉すら、誰に向けていいのか分からない。

ワタシの心は、グチャグチャだ。

誰か助けて!

と、悲鳴をあげている。

他には何も考えられない。
ただ、心が悲鳴をあげているだけ。


こんな時間が、どれくらいあったのだろう。

朝日が昇りはじめ、部屋にさす光で、やっと起きた子供。

『ママ、オハヨ』

そう言ってニコッとする子供を

『おはよう』

と言って抱きしめた。

『どしたの?』

と言う子供。

涙は拭いても、腫れている目。

『今日は、ママと一緒にいよう。』

精一杯の笑顔で答えた。


喜ぶ子供を再び抱きしめた。
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ビタミン ©著者:まっきー

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