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17章:忍耐 (1/2)

17章:忍耐

週に3日の洋服屋と
4日の風俗で働く毎日。

家庭では、(多分)良き妻を演じてる。

表の世界では、
『いつも明るい奥様』
『若いのに、よくやってる』
と言われてる。

表面上は、ヒモも働きだしたので、端から見れば
普通の家庭だろう。


でも実際は、我慢の連続。

結婚して分かった事だけど、男らしさと亭主関白を履き違えてたヒモ。

こんな奴が働きだしたら、一段と威張るようになりました。

先ず帰って靴を脱ぐなり、明日は雨(靴がバラバラにひっくり返ってる事)。

そして、風呂場に直行するのだが
玄関から風呂場まで靴下→ジャケット→ネクタイ→ベルト→Yシャツ→Tシャツ→ズボン→おパンツの道が出来る。

しかも、全部裏返し。

おまけに、一生懸命働いて帰ってきたんだから
そのくらい拾って歩くのが、妻の役目と言い放つ。

トドメの一言は、
『女は、男の後ろを黙って付いてくればいいんだ!』

なんじゃ?それ。

て言うか、ワタシも働いてんだけど。

しかも、ちょっと前まで
アナタを養ってたんだけど。

て言ったら、ぶっ飛ばされて、試合後のボクサーになりました。

更に、
ビックリして泣き出した子供にも
『うるせー!』
と言って、ひっぱたいてました。

なので、もう何も言いません。

たとえ、ワタシが台所で後片付けをしてても

『おい!リモコン取ってくれ。』

と言われれば、目の前にあっても、手を休めて取りましょう。

子供を寝かせる準備してても
『コーヒー入れてくれ。』
と言われれば、子供を後回しにしてでも、入れてあげましょう。

こうなったら、
風俗で、嫌なお客さん並みに接してあげます。

あ。
ヒモがいたから、嫌なお客さんからもクレーム出ない接客が出来るようになったんだ。


感謝感激。




・・・・・・。
て、そうじゃなくて。

ここは家なの。
家でも気を使うなんて、
ワタシの休まる場所がないの。



そんな身も心も、二重三重の生活が嫌だった。

早く抜け出したかった。

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ビタミン ©著者:まっきー

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