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6章:償い (8/8)

泣きつづける私に声をかけたのは、年配の看護師だった。


『本当は、堕ろしたくなかったのね…。すごく悲しいよね…。』


そう言って私の手を握った。


うん…うん…


それしか返せなかった。
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暗闇の中の光 ©著者:りく

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