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13章:アケミちゃん (1/3)

13章:アケミちゃん



謎は全て解けた。

ジッチャンの名にかけて






後はもう酔いに任せて、

様々なを彼にぶつけるだけ。




「藤城サン。」




初めて呼んだ名前。




「ん


「向日葵、

どうしてアタシに


「ああ、アレな

夏に育て過ぎて、

置き場に困ってたから笑」




あ〜、

なるほど




ってなるかオイ






「そんな訳ナイでしょ

真面目に答えてよ

一度も逢ったコトないのに、

何でありがとうなの

何がありがとうなの




ここぞとばかりにまくし立てる、

子供のようなアタシを尻目に、




彼は悠然と、

口から煙を吐き出している。




聞いてんのかよ




軽くイラッとした瞬間、




「兄弟




彼が社長にそう言った。




兄弟




彼がお兄ちゃんで〜、

社長は弟で〜、




キミ達、

あんまり似てナイね〜




って、

バカ野郎






「コレ、

連れて帰ってイイ




コレ=アタシ=物






「イイけど、

食べちゃダメね




オイコラ

まだ営業中




アンタ、

本当に社長なの




という、

突っ込み所満載の返事を受け、




「お許し出たぞ

早く着替えて来いよ




そう言って笑う彼。




コイツら・・・




アタマ、




オカシイのか






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白い向日葵 ©著者:海

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