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26章:極めて稀に (4/8)


「………帰ってもらっていいですかね」



しっかりと
客の目を見据えて
静かに言い放ったボク


「私はあなたとセックスしたくありません。
お金もらってもやりたくありません。
金なんていらないので帰ってください」

横柄にちんこを突き出していた客は
ボクの放った言葉を聞いて姿勢を正し

「いや、お金はちゃんと払うし。俺は別にいーから。そんなつもりじゃ…」

むにゃむにゃと言い訳を始める客

「いえ。私がムリなので帰ってください。スタッフに全額返金するよう言っておきます。そのお金で別の嬢に入り直すなり、別の店に行くなりした方が、あなたも有意義な時間が過ごせますよ。決して安い金額ではないですから」

「これくらいの金額どうってことはないし…君でいいんだけど…」

まだむにゃむにゃ言う客に

あーまぢイライラするわ



早く帰ってくれ、と言い捨て
ボクはサッサと先に風呂から出て衣装を着てフロントにコールしました


「スミマセン、接客できないので降ります」

嬢からの接客拒否は
しょっちゅうではありませんが、たまにある為スタッフも慣れています

「あー分かりましたぁ。今から行くね。大丈夫?」

「あはー。大丈夫ですよ。後よろしくです」

それだけ言うとインターホンを切り、広げていたお仕事道具をカゴに片付け始めます

客は、まだウダウダ言いながら腰タオル一枚の姿でいるので

「今からスタッフが来るので早く着替えてください。私は部屋から出ますので」

顔も上げずに冷たく言いました

「あんたも一緒にいたらいーでしょ」

着替える素振りも見せずに食い下がる客

「俺はチェンジする気もないし」


なにを言うかバーカ


「私が接客したくないんです」

押し問答をしている最中にノックの音がしました

「どーぞー」

扉を開けてスタッフを招き入れると

「降りていいよ」

お許しがでたので

「お金、全額返金してあげてください」

「脱いでないの?」

「脱いだよ(笑)一緒にお風呂も入ったけど、いらない」

それだけ言うと荷物一式持って待機室に行きました


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ひとりごと ©著者:あや

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