2章:はぁい？全部奪った弟よ (2/4)

元々子供が大好きだった私は


立派なお姉ちゃんに成れた


『こんにちは!!うちの赤ちゃん見せて下さい』


と
看護師に言っていたと言う記憶は


後から私について母親が書いた作文でしか知らない


私は小さな弟に八つ当たりが出来なく


11歳位から自傷を始めた


未だ
象の皮の様なそれの元は
くっきりと
刻まれている


12〜14歳だろうか


記憶が定かではない


だが幼い頃から母親に仕込まれた
自殺方法は念入りに実行に移して行っていた。