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3章:彼女? (11/13)



あたしはこんな感情を持つ資格すらない

それが1番悲しい


お店に戻って

「あたし帰るわ」


『ひな?どないしてん?』

「ちょっと酔い過ぎたみたい」


『ここで寝てたらええやん』


周りは楽しそうに笑ってる
そんな場所に自分がおることができひん


あたしが黙って首を振ると
かっちゃんは何かに気づいたように
一瞬悲しそうな顔をした

そんな顔さしたくないのに


お金を置いてお店を出る
エレベーターが早く来て欲しくて
何回もボタンを押してしまう


『洋二となんかあった?』

「何もないよ?」
なんにもないように笑う


『信じてやって』


「何を?」


何を信じろっていうの?
何にもないのに

かっちゃんの目をじっと見つめると
かっちゃんも真面目に見つめ返してきた


『そんな顔すんな』

かっちゃんは空気を変えるように軽く笑う


「かっちゃんありがとうね」


何にも考えたくなかった



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サヨナラ ©著者:はな

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