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7章:駅前、20時半。
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7章:駅前、20時半。
約束は駅前の横のコンビニの前に20時半。
白のBMが迎えにくるらしい。今回は、あたしたちは2人組なので、特別に社長迎えになったとマリに電話があった。
あたし達は15分前には無事到着し、コンビニのトイレでメイクの最終チェック。
女子同士のメイクチェックは、時と場所を選ばず、やっぱりちょっと盛り上がってしまう。なんでかな、あの感じ!!
20時半になろうとする数分前、コンビニの前には白のBM。ちょっぴり目立つんだけど。。。
ビミョーな突っ込みを心で入れつつ、マリとアイコンタクト。BMに向かった。
2人で近づくと後ろの窓が開いた。マリが窓に顔を近づけ言う。
「面接の約束をしてたマリですけど。友達のさやも一緒です。」
マリの声が聞こえ、あたしも窓の隙間から車を覗き込むように顔を近づける。
中には、めちゃくちゃいかついオジサン!!ではなく、ひょろっとした今どきの若者が運転席に。
「おつかれー、うわっ、2人揃ってめっちゃ可愛いじゃん、こりゃオレサマ今日はついてますねぇ、乗って乗ってぇ」
軽い。なんとゆう軽いノリ。想像してたのと全然違う!!
あたし達は、周囲を気にしつつソソクサとBMに乗りこんだ。
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兄ちゃんが死んだ夏。 ©著者:マキタ アヤ
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