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6章:ようこそ、ララ☆パラダイスへ。
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6章:ようこそ、ララ☆パラダイスへ。
「はい、はい、そうです2人とも未経験です。年??あ、2人とも25才ですけど。はい、あぁそっかいや、全然大丈夫です、、、、」
マリは何やら感じ良く、時々、笑い声さえ交えて明るく話している。さすが、普段、接客漬けな日々を送っているマリ。あたし達は、仕事中、いつだって女優のように、笑って話す。
自分で女優ってゆうなよと突っ込みが入りそうなとこだが、そうでも言わないとやってられない。
どんなことがあっても、例え足が折れてようが、40度近い熱にうなされてようが、ひとたび売り場に立てば、そんなこと関係無い。あたし達は笑って声をかけ、丁寧に商品のご案内をし、時にはウソもホウベンと頭の中で言い訳しながら、可能な限りお買い上げの流れにもっていく。
そこは、目のこえたお客様がお買い物を楽しむ場所。あたし達は、楽しんでいただくとゆう気持ちを決して忘れてはいけない。
今のあたしが、そうだ。一週間ほども前に、最愛の兄が自殺したのだ。しかし、売り場では、メイクにも手抜かり無く、お客様にも笑顔たやすことなく、高いヒールを履いて、全力でほほえむ。
まるで何もなかったかのように。
それが、販売員だ。そんなあたし達に長期休暇なんて、とれるわけもない。あたしは、電話ごしに、明るく丁寧にテンポ良く、面接の約束をとりつけるマリの姿に一瞬、ある種のプロ魂を見た気がした。
あたし達、だてにやってないね、接客業。。。
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兄ちゃんが死んだ夏。 ©著者:マキタ アヤ
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