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3章:そしてハジマリ。
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3章:そしてハジマリ。
「え!?携帯って秀兄ちゃんの!?」
あたしは、初めて知ったその事実に食いつかずにはいられなかった。
「あぁ、オヤジが言ってた。あいつの携帯がいくら探しても無いから誰に連絡していいかわかんなかったけど、結局大学に知らせたらだいたいの人たちに連絡がついたって。」
リョウはものすごく納得がいかないという顔をしている。
確かにそうだ、遺書も無い、携帯も無い、そんなの秀兄ちゃんの家族思いのキャラからはなんだかつながらない。
「ほんとだ、サヤも変だと思う。悲しすぎてなんにも考えられなかったけど、遺書も書かないで、携帯もどっかに捨てて死ぬなんて、秀にぃって感じじゃないよ??」
あたしは自分でも驚くほど、強い声で断言していた。
「ねーちゃん、携帯を捨てたとは誰も言ってないよ、携帯が無くなったって言っただけだよ」
リョウはあたしの少し高ぶった感情を制すかのように、冷静に答えた。でもあたしは冷静になれるはずも無かった。
「いや、サヤにはわかる、秀にぃは絶対に携帯を捨てたんだよ、秀にぃの部屋もやけに片付けてあったじゃん、なんか全部捨てたみたいに、何も残したくないみたいに」
確かにそうだった。秀兄ちゃんの部屋は違和感を感じるくらいに、全く生活の跡が無かった。医学書やCDや洋服はあったけれども、なんだか言いようのない無味無臭な感じ。それはなんてゆうか、モデルルームみたいな。
「そうだよな、確かに妙な片付け方だったよな、あのパソ・・・」と言いかけたときあたし達はほぼ同時に叫んだ。
「パソコン!!」
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兄ちゃんが死んだ夏。 ©著者:マキタ アヤ
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