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10章:最終章〜これが生まれてきた運命だ
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それを見て政府は
少しして口を開いた
「・・・ならこうしないか?
あの強化ガラスの中で
我々の作り上げた化け物と戦う
君が勝ったら我々は
手を引こう」
政府の声
「みなみと同じく
あそこで戦えと?」
「そうだ、ハッキリさせよう
勝った方の言う事を聞く
どうだ?」
あたしは少し考え
銃を下に下ろした
「分かった・・・
準備をして」
政府は笑い
強化ガラスを開けた
「さあ、入って」
メガネをクイッと開け
誘導する男
・・・・・・
あたしは男の首を後ろから絞め
銃を突きつけた
「入るのはあんただよ
メガネ野郎」
・・・・っ!
政府達はあたしに
銃を向ける
「撃てるの?
撃てないよね
この男がここを
取り仕切ってるんだから
それにこっちには
イヴが居る」
政府はためらった
「あんたらもこっちに来て
早く!!!」
あたしの言葉に
歩き出す
「この中に入って」
あたしを睨みながら
中に入る政府達
「この機械の操作の仕方
教えて」
あたしはメガネの男を
機械の前に立たせた
「・・・何をする気だ・・・」
「いいから黙って
教えろ!!!」
あたしが怒鳴ると
男は嫌々に機械を押し始めた
強化ガラスは閉まり
政府達は閉じ込められる
「確かこの機械は
好きな化け物を
選べる仕組みに
なってるんだよね?
・・・どれにしようかな〜」
あたしは声のトーンを
高くする
「自分達の実験に
やられる気持ちって
最高なのかな?
なら最高の死に方だね」
あたしはボタンを押した
「化け物に
食われてくたばれよ、ゲスが
お前らがみなみにしたように
こっちで笑って
見ててやるからよ」
政府は化け物に囲まれた。
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