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10章:最終章〜これが生まれてきた運命だ
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人は傷つく事に
慣れる生き物なのだろうか
生きてる中で
傷つく事が必ずあって
それを乗り越えて
笑っている
きっとそれにも
意味があるはずだ
「そう簡単に
通す訳には行かないね
化け物を送り出せ」
男の声に女はスイッチを
押した
ガチャン
「・・・・ああ・・・・」
化け物達の居る鍵が開き
化け物達は歩き出す
・・・・・っ!
あたしの後ろに化け物
左に化け物、右に化け物
あたしは銃を二個持ち
左と右に撃ち始める
数が多すぎる・・・
弾を入れ替え
後ろに撃った
化け物達は次から次へと
あたしの方に向かってくる
右に居た化け物が
あたしの腕を掴んだ
「・・・・くそ!」
あたしは蹴り飛ばす
「ゲートを閉じろ」
ビー、ビー、ビー
音が響き渡り
シャッターが下にゆっくり
下りてきた
「・・・閉じ込める気か!」
あたしはイヴを連れ走る
「そう簡単に来られては
我々の館に傷がつく
このゲートをくぐり抜け
こっちまでたどり着けるかな?
もし、たどり着けなかったら・・・
君は死ぬよ」
あっちの扉まで100メートル
・・・・・・
後ろから来る化け物は
シャッターが閉まり
見えなくなる
・・・・・・・
あたしは全速力で走る
こんな所で・・・・
死ぬ訳にはいかない!!!
「ああ―――――――――!!!」
あたしは叫び
スライリングをした
ゲートは完全に閉まる。
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