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10章:最終章〜これが生まれてきた運命だ
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あさひはそれを聞いて笑った
「ハハハハハハハハハ!
やっぱりお前は
そうゆう奴なんだ
利口だよ、とわ
まなを待っているんだろ?
お前が死んだら
愛しのまなに会えないからな
こいつとは違って
突っ走って行動しない
タイミングを待つ奴だよ
お前は」
見透かしたように
そう言って笑った
「てことはまなは
生きてるんだな?」
とわの鋭い目
「自爆を待ったか・・・
さすがだな、お前は
ああ、生きてるよ
まなを見たいか?」
モニターにあたしが移る
「今まなは恐怖に溺れてる
こっちに来たくても
動けずにいるんだよ
ふぬけな奴だ
友達が死んだって言うのに
動けずにいるんだからな」
とわは目を細めた
「ん〜・・・そうだな
動けないなら
動かす事をすればいいのか・・・
まなの居る場所に
化け物を送り込むか」
「止めろ!!!
まなに手を出すな!
その前にお前を
殺してやる」
とわがあさひを睨んだ
あさひはため息をつき
こう言った
「なら違う方向で行こう」
あさひは小さいマイクを
口にあてる
「聞こえるか、まな?」
・・・・っ!
あたしは周りを見渡す
「お前が動けずに居るから
化け物を送り込むって言ったら
とわに怒られたよ
研究室にあるモニターをみろ」
あたしはモニターを見つける
「・・・・とわ・・・!!!」
モニターには
とわが映った
「まず最初に残念な話がある
みなみが死んだよ」
みなみの死体が
モニターに映る
「・・・・みなみ!」
あたしは前に出る
「見てないお前に
もう一回見せてやろう」
バン、バン、バン、バン!
・・・・・っ!
あさひがみなみの死体に
銃を連発した
ようすけは目を大きく開ける。
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