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8章:変わらない現実、変わった現実・・・? (2/9)


「無事だったんだね、とわ」

「それはこっちのセリフだ

良かった・・・」


あたしはみなみとようすけ

のぶを見る


「・・・みんなも無事で良かった」


みなみは目をそらした


「あれ、れいこは?」


ようすけの声に
あたしはビクッとする


「・・・死んじゃったよ
のぶに食われてね」

その言葉にみんなは
あたしの顔を見た


「話しておかないと
いけない事があるんだ
この現実はね、二回目なの

あたし達は一度
桜庭町でこの体験をしてるんだ

みんなで助かろうって
頑張ったんだけど・・・

前の桜庭町では
ゆうじが植物状態で
目を開けてなかったの
それはあたし達が
ロザリオに喧嘩をうって
その逆恨みで
不意打ちにあったせいもあるの

それをれいこがずっと
恨んでいて最初にあたしを裏切った

あたしはばあちゃんの遺書を見て

親父と母さんに
会いに行ったの
そこでは化け物達が
作られていて・・・
実験材料として
騒いだみなみと
それを止めようとした
ようすけが・・・
注射をうたれみなみが
あの化け物になって
ようすけに噛みついた
でもみなみは意識があって

殺してって泣いた・・・
それを聞いてようすけは
みなみをさし、自分もさして死んだ

あたしととわとのぶは
何とか外まで
逃げ出したけど
化け物の多さに
のぶがつかまって・・・
あたし達は逃げて
海まで行ったけど
とわも奴らに噛まれてた・・・

あたしはそして
とわを撃った・・・

その前にあさひは
さっきの山道で
あの男に噛まれ
病院で・・・


あたしが桜庭町で
唯一生き残った生存者なの」


あたしの説明に
みんなは驚いていた

無理もない

自分達に記憶がなくて
あたしにはある

そして自分達が
死んでると聞かせられているのだから


みなみが口を開く


「・・・信じられない
こんな事が二回も?
あたし達が死んでるって・・・?

じゃあここに居るあたし達は

何なの!!!
ねえ!!!」

みなみがあたしの肩を揺すった


「・・・・・あたしの記憶の
再生なの」


みんなは声も出なかった。
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デッド ©著者:†Peace†

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