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6章:脱出と行方
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6章:脱出と行方
「・・・これからどうする」
迫り来る化け物達
「どうするって・・・
目の前にはゆうじが
俺達を狙ってんだぞ
ここでやらなきゃ
俺達がやられる」
ゆうじが大きな口を開けて
こっちに向かってきた
あたし達は銃を持ち
ゆうじを撃った
「・・・死なない!
どうして!」
ゆうじは撃たれても
こっちに向かってくる
「一筋縄では
いかねーって事だな
俺がおとりになる
そこにある鉄のワイヤーで
こいつを縛れ!」
ゆきがそう言って
走り出した
「こっちだ、化け物!」
ゆうじはゆきの方に向かう
あたし達はワイヤーを
手にとった
グルグルとあたし達はまわった
ワイヤーはゆうじの体に
巻きつく
ゆうじは暴れて
ゆきの腕を掴んだ
「・・・離せ!!!」
ゆうじはゆきの腕を離さない
「どうしよう・・・」
あたしは周りを探した
「殺せ!!!
俺ごと殺せ!!!」
ゆきの腕はひきちぎられそうになっていた
あたしはゆきを見る
「退け、まな!!!」
とわがショットガン②を
ゆうじに向けた
ゆうじととわは目が合う
「・・・・楽しかった
ありがとな」
とわはゆうじの頭に
ショットガン②を
ぶち込んだ
ビチャ!
ゆうじの頭は吹き飛んだ
「ゆき!」
あたしはゆきに近づく
「・・・ハハ、情けね〜
腕をもってかれた」
ゆきの右腕は
ひきちぎられていた
「俺は先には進めない
生きろよ、まな」
ゆきはそう言って笑った
「・・・ロザリオでもゆきは
恨めない
ちゃんと記憶しとくよ
今のロザリオには
ゆきと言う男がいたって・・・」
あたしはゆきに
銃を渡した。
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