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6章:脱出と行方 (3/11)


「・・・・ついた!」


あたし達は出口に出た


研究所は燃え始める

外に居た化け物達が
あたし達に気づき
向かってきた


「・・・ここを抜け出せば
何とかなる・・・

山道を下って
街に出て違う場所に
車を走らせよう・・・

まだここはゴールじゃない

悪夢から解放されよう」

あたし達は手を握った


武器は残りの弾一発と
鉄の棒だけ


化け物達は20体くらい
ざっと見て居るだろう


「・・・・・走れ!!!!!」


あたし達は走った


化け物達を避け
棒で殴る

殴っても殴っても
前にいる化け物


だけどあたし達は
足を止めない


「とわ、まな、そのまま
走れ!!!!」


のぶは化け物達につかまった


だけどあたし達は
足を止めない

振り返らない


のぶが作ってくれた
最後のチャンス

無駄には出来ない


あたし達は涙を流しながら

走りつづけた


門をこえ、車に乗り込んだ


とわはエンジンをかけ
車を飛ばす


会話はなかった

ただ前に進んでいた

無我夢中で走りつづける車


あたし達は犠牲にした変わりに

生き残った


みんながあたし達に
道をくれた


本当にいいの?

生きてていいの?


答えはきっと分からない

亡くなった人にしか
答えは聞けない

だから一生分からないまま

生きていかなきゃ
いけないんだ

そのぶん重みを背負って
そのぶん苦しんで


そして許してもらうまで
精一杯生きる。
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デッド ©著者:†Peace†

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