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4章:研究所と復讐
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「まな、俺の後ろポケットから
ナイフとれるか?」
「・・・やってみる」
あたしはとわに密着した
「とれて縄をほどけたとしても
みんなの縄をほどいてる時間はない
こいつらはもう少しで
檻を壊す」
あたしは後ろを見る
「だからお前が縄を切って
あそこにある棒が見えるか?」
少し先にある棒を
あたしは見つけた
「あれを横にかけて
檻をふさぐんだ
やれるか?」
とわの声
「・・・・・やってみる」
あたしはとわから
ナイフをとり
自分の縄を切り始めた
すれる縄
あたしは手から
血を流しながら
必死で縄だけに集中した
「・・・まな」
みなみの声
みんながあたしを見つめている
やらなきゃ・・・
みんなを守らなきゃ・・・
あさひやゆうじみたいに
させちゃいけない・・・!
あたしは縄をほどき
棒まで走った
シャ―〝〝〝!
化け物達は鍵を完全に壊す
あたしは棒を持ち
思いっきり檻まで
ダッシュした
「出てくるな〜!!!
化け物が!!!」
あたしは棒で
出てきそうな化け物の頭を殴った
檻に蹴り飛ばし
棒で檻をふさいだ
「・・・・・・」
「・・・よくやった、まな!」
ようすけが叫んだ
「・・・良かった」
「安心してる暇はない
これはただのつなぎだ
そんなに長くもたないだろう
俺達の縄も切ってくれ」
あたしは頷き
みんなの縄をほどいた
あたし達は自由になる
「これからどうする?
銃も持ってかれたし
武器もない」
のぶの声
「武器ならあるぜ
こんなに」
ゆきが槍を見つけた
この槍は檻にいる化け物をつつく物だろう
「・・・まあ、ないよりはマシか」
あたし達は槍を手に持ち
研究所を見つめた。
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