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4章:研究所と復讐
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「・・・何言ってるの?
れいこはあたし達の友達だよ?
昔からつるんできたんだよ!」
みなみはあたしを見る
「そうだ
ただの喧嘩なら
こんな事してる暇ないだろ
今のこの状況を・・・」
「嘘じゃないわよ、のぶ」
れいこがのぶのこめかみに
銃を向けた
・・・っ!
みんなは驚く
「この日をずっと待ってた
あんた達に復讐する
この日を
あの日あたしは
ロザリオの奴らに
レイプされた
みんなはボコボコにされてた
ゆうじが助けに来た
だけどみんな動けずに
ただゆうじがやられる姿をただみていた
もしあの時ロザリオに
喧嘩をふきかけなければ・・・
あんたらがあいつらに
喧嘩を売ったから
ゆうじがこんな状態に
なったんだ!」
れいこが怒りに満ちていた
「まな、あんたなら
どうしてた?
もしあさひがこの状態に
なったらあんたも
復讐をしてたんじゃない?
ようすけ、もしみなみが
こんな事になったら?
とわ、もしまなが
こんな事になったら
同じ事を考えるでしょ!!!」
れいこの声に
みんなは黙り込んだ
「自分がならなきゃ
分からないんだよ
人の気持ちなんて
分からない!」
確かにそうかもしれない
その人にならなきゃ
気持ちなんか
分からないかもしれない
もし自分が同じ立場に
立たされたら・・・
「仲間に復讐なんて
お門違いなんじゃねーか」
・・・?
ゆきが口を開いた
「そんな事おきても
一緒に居たのは事実だろ
自分は悪くないって
言いたいのか?
被害者だって」
「あんた誰よ」
れいこがゆきを睨む
「俺はロザリオだ」
・・・っ!
れいこが目を大きく開けた
「ロザリオって言っても
昔のロザリオじゃない
今の俺達は昔のロザリオとは違う
どんな事があっても
仲間を裏切る行為なんか
俺はしない」
「テメーーーーー!!!」
れいこはゆきに
銃を向けた
「お前らは絶対許さない!!!
殺してやる!!!」
れいこはひきがねをひいた。
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