ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

3章:思いと悲しみと手がかりの中で (1/16)

3章:思いと悲しみと手がかりの中で


ロザリオと喧嘩したのは
中学二年の時だった

あたし達はロザリオに
喧嘩で勝ち
みんなで笑った


「やっぱあたし達は
強いよな!」

「誰でも来いっつうの!」

怖いものがなかった

怖いものがなかったから
きっと罰を神様が与えたんだ


ある日、のぶが
1人で歩いていると
後ろからバットで殴られた

次にようすけ

みなみ、れいこ

そしてあたしが
不意打ちにあったのだ


のぶとようすけは
あばらを2本やられてた

みなみとれいこは
ロザリオの奴らに
レイプされた


あたしは右腕と左足を
骨折

動けずにただ・・・
それを唇が血に染まるまで見てるしかなかった


泣き叫んでも
自分が無力だと知った

1人じゃ何もできない
みんなで一緒の強さだと知った


「・・・・・れいこ!!!」

ゆうじはそれを知って
怒って入ってきた

はだけるれいこの姿を見て

ゆうじはキレた


「お前ら何したんだ!!!」

ゆうじは1人で
男達の群れに飛び込んだ

のぶとようすけの
やられた姿

みなみとれいこの
無残な姿

あたしの紫色になった腕と足


ゆうじは敵討ちをしようとした


だけど1人では
あの人数は無理だった・・・

「お前ら、全員うぜーんだよ!

1人になったら
全然カスだ、カス!
何が無敵だ、バカじゃね?

俺達に喧嘩売った事
思い知らせてやるよ

詫びをいれろ」

ロザリオ達はそう言ってきた

「・・・俺が行く」

あばらが折れたのぶと
ようすけが立とうとした

「・・・いや、あたしが行く」

あたしは力を振り絞って
起き上がろうした


だけどあの中で一番
まだ動けたのは
ゆうじだった・・・


「俺が行く」

ゆうじがそう言った

「・・・やめて、ゆうじ
いかないで・・・」

れいこの声にゆうじは
微笑んだ


「戻ってくるから
待ってろ」


そう言って戻ってきたのは

目を開けないゆうじだった。
23 /140

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

デッド ©著者:†Peace†

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.