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2章:裏切りと過去 (1/10)

2章:裏切りと過去

おさらいしておこう

あの山道で襲ってきた男は

死んでいた

だけど起き上がり
あさひを噛んだ

そして噛まれたあさひが
医者と看護師を噛み
それがまた動きだし
周りの人達を食い始めた

つまり、噛まれたり
食われたりしたら
あたし達もああなるって事だ

「感染が早い
このままじゃ街中に広がる」

あたし達はバイクのある場所についた

「病院の中も時間の問題
警察署に居るみんなに
連絡をとらないと」

あたしは携帯で
とわにかけた

とわは電話に出ない

「・・・もしかしたら
事情聴取されてるのかも
だけどもし警察署でも
あんな事がおきてたら・・・」

あたしは不安になった

「とりあえず行ってみよう

みんなで逃げ切るんだ
この街から」

あたし達はバイクに乗り
警察署へと向かった


その頃、とわは・・・


「だから何回もいってんだろ!

食いちぎったんだよ、そいつは!」

事情聴取されていた

尿検査もされ
イライラする4人


「何で信じてくれないの!

大変なことになるかも
しれないんだよ

あさひの傷だって
すぐに腐ってきて・・・
あんなの尋常じゃない」

みなみは震えた

「なら、その山道に
案内しなさい
この目で見てみないと
何とも言えないからね」

警察官がそう言った

「あそこには行きたくない

行かなくても・・・
すぐにこっちに
下りてくるよ」


とわ、のぶ、ようすけ
みなみが声を揃えた

その瞬間に警察署の電話が鳴り響く

警察官達が電話に出ると
変な人達が人を食べていると言う通報だった


・・・・・

警察官がとわ達を見る

「・・・とりあえず君達は
ここにいなさい」

警察官達が次から次へと
出動した


その頃街は・・・・


ドンドンドン

家のドアを叩く音に
ある家族が目を覚ました

「・・・何だ、この夜中に」

亭主は妻を連れ
ゆっくりとドアに近づいた

「・・・止めましょう
何だか不気味だわ」

怖がる妻を後ろに寄せ
亭主は小さな丸い穴から
外を覗いた


「誰もいない」

そう呟いた瞬間に
窓ガラスが割れ
男が顔を出した

「・・・何なんだお前は!」

亭主は入ってこようとする男を追い出そうと手を伸ばした時にその男に腕を噛まれた。
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デッド ©著者:†Peace†

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