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2章:生まれ (3/5)

小学校二年生



我が家は町から遠くて…
歩いて1時間は掛かる。

町の中に住んでいる子と途中で分かれて、あと40分位は一人で歩いて帰る毎日。


一人で歩くのは、結構ヒマ。
なかなか家に着かないんだ。



トボトボ歩いていると


『みゆきちゃん!』

後ろから呼ぶ声がした。
声の主は、近所のマナちゃん。


マナちゃんは私の1つ上。
私の家は借家で、マナちゃんの家は、その大家さんだった。



子供心ながらに、
大家さんってことは自分より上の立場なんだな。
って思ってたし
学年は1つ上。

そんな感じでマナちゃんとはあんまり関わる事は無かった。



帰り道で呼び止められて以来、時々一緒に帰る事になった。
一緒に帰って、家に鞄を置いてからマナちゃんの家へ遊びに行く。

いつの間にかそんな流れになってた。




人形遊びが主流の私達。

マナちゃんはバービー人形を持ってて。
私はリカちゃん人形。

私も本当は、バービー人形が欲しかったんだけど…。
親は、リカちゃん人形の方が日本人っぽいって。

バービーはダメ。
リカちゃんはオッケー。

ちょっと悲しかったけど、貰ったリカちゃん人形を大事にした。


沢山洋服を作って、マナちゃんにあげたりした。




人形の着せ替えをしている内に変な疑問が沸いて来た。

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体とは ©著者:みゆき

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