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6章:関内 (20/20)

いや、でも…。


直樹のことを好きだとは認められなくて、頭の中で否定の言葉を探す。


直樹といずちゃんの関係が引っかかっていたのもあるけど、好きになるのが怖かった。


好きになった相手に、好きになってもらえなかったら…。


それが不安で怖くて、好きなんだと認めたくなかった。


康平に対してもそう。


本気で好きなら多分付き合っていなかった。


本気で好きになろうとは思わず、むしろ自分の中で抑えていた。


多分、それは友達に対してもそうだった。


だから、私は自分と他人に境界線を強く引いていたんだ。


幼い頃のうっすらとした記憶が、私にトラウマを与えていたから。
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かげおくり ©著者:虹

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