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2章:大通り公園 (30/30)

「違う違う(笑)ハルカってこいつ」


直樹が笑って親指で陽介をさす。


「春川って名字だからハルカってあだ名なの。でもはるかちゃんいるとややこしいな(笑)よっさんに戻すか」


「よっさんってオヤジ臭くて嫌だし」


「は!?中学ん時ずっとそうだったじゃん(笑)」


2人で笑いながら会話してるのを眺めていると、渓が私の肩を叩いた。


「明日の朝は来れない?」


「…うん…多分鍵つきの部屋入れられると思うからさ」


ペナルティの外出禁止になった時は、外から鍵のかかる部屋に入れられた。


もちろん学校にも行かせてもらえない。


何日入るんだろうなぁと一気に気が重くなる。
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かげおくり ©著者:虹

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