風俗店のｲｹﾒﾝ、カイさん。


彼は、私の全てを見透かしていたようだった。


気づけば、いつも隣にいた。


手を握って歩いたり、隣に座って、頭をずっと撫でてたり。


落ち着く人だった。


安心感しか無かった。


どこへ行っても、私は必ず、カイさんの隣にいた。


車でも助手席、食事に行っても、隣、膝枕をしてくれたり、たまに胸揉まれたり、足触られたりもしたけど、いつも抱きしめてくれてた。


カイさんの不思議な魅力に、もう、私は、取り付かれていた。