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5章:wait (2/19)

リリーは泣いていた。


リリーは僕の腕の中で寝なかった。

僕に背を向けて寝た。


初めて一晩を共に過ごして、それはそれは最高の時間で、
その中で3回くらいお互いを求め合ったりして、
そしてその間にバカげた話をして笑いあったりもしたけど、

全てが終わってさて寝よっか、ってときに彼女は僕の腕の中に抱かれて寝ることを拒んだ。


僕は今まで付き合ってきた女の子とは大抵そうしていたし、
自分が惚れた女の子とはそうして寝るのが一番落ち着いたし、一番嬉しかった。


だからリリーにもできればそうして欲しいと思ったし、くしゃくしゃのパーマの掛かった髪を触って眠りたかった。

それでも彼女は、「いい」といって背を向けて、
そしてそのまま寝息を立て始めた。
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Lily ©著者:K山K太

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