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20章:腐っていくテレパシーズ。 (1/1)

20章:腐っていくテレパシーズ。

中島らもさんの小説に出てくる、角谷美知夫をご存知でしょうか。

『ガドくん』と言う愛称で登場する、躁鬱病のパンクロッカーだ。


6弦ペグの取れたギターを弾いている 本人曰く『俺はロックの病理をやってるんだ』と言う。

日々幻聴と幻覚に悩まされてる彼の書く詩は『テレパシーにはうんざりだ俺は もうダメだ あのテレパシーの女達は』


彼は幻聴を霊の声だと思うようになり、霊界からのテレパシーだと信じるようになり 結局彼は 自分で自分の狂気を発展させていってしまった人だった。


あらゆる薬物を摂取し続け ひとり 部屋ですい臓炎で亡くなりました。

わたしは『死ぬほど普通のふりをしなければ』の歌詞の、金もなく 徹底的に1円玉と5円玉が足の裏についてるだけ… という一節が好きです。

アルバムのジャケ写にはINUのレコードと飲み残しのフルーツ牛乳、いくつかの薬瓶、その傍らに ギターが横たわり 彼は頬杖をついて 一点を見つめています。

どこを見ているのかさっぱりわかりません。
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This is PUNK ROCK'show. ©著者:ニャンポップ

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