ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

4章:ジミヘンドリックス (1/1)

4章:ジミヘンドリックス

ジミヘンのCDを探していて足の小指を強打した。

ブードゥー・チャイルドが聴きたくて。
うずくまって足を押さえてると、窓から猫が通りすぎるのが見えた。

私の住むところは蛇が多い。

咄嗟に冬眠から覚めた蛇を思い出す

去年の秋口に、郵便物を届けに来たおじさんが なにやらコンクリートのブロックを振りかざし、喚いているのが見え どうしたものかと思い、窓から声をかけたら
「蛇がっ!こいつ、毒を持ってる種類でよぉ〜。」
と、尚もコンクリートのブロックで蛇らしきものを打ち付けているので、あぁ やっぱり出るんだな。と、他人事みたいに感心した。

真夜中によく薄着でジョギングに出かけたり、夏場に庭に降りてもみじの下でお菓子を食べたりしても蛇に出会ったことがないのは、うちの庭には猫の訪問が異常に多いからだと思う。

いつだったか部屋を出て、ふと自分の部屋のあるあたりを見つめてみると なんと屋根とあまといの間に隙間いっぱい収まってるやけにデカイ灰色の猫が座っていた。

その日は遠くに住む私のじいさんが亡くなった日だった。

今日のお客様もみたことのない一見さんのアメリカンショートヘアー。

じっと観察していると私には見えないが何かの獲物に夢中らしく、草の影から 狙いを定めたり飛び上がったり
忙しそうだ。

うちの飼い猫が何も反応を示さないのは もしかしたら ここらの猫たちに 何か協定が結ばれてるのかもしれない。

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

This is PUNK ROCK'show. ©著者:ニャンポップ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.