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4章:決断 (1/5)

4章:決断

 いつの間にか馨の手は、相馬のシンボルへと伸びていた。


 「ん〜?おねだりなの?」

 「いや、あの…。」

 「先生が握ってるもの、なーんだ?」

 相馬は馨がすんなりと答えるようなタイプではないことを分かっていたが、精神的に弄んだ。

 案の定、馨はモジモジとしてなかなか答えられず、やっと微かな声で答えた。


 「…陰茎です。」

 「それは保健体育のテストだったら正解だねぇ。でも違う言い方があるっしょ。」

 「ペニス…ですか?」

 「ざんねーん。本当は分かってるでしょ?もっと厭らしい言い方。」

 「…。」

 確かに分かっていたが、馨の性格上、そんな言葉をはっきりと言うことが出来なかった。
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甘い放課後 ©著者:まちゃ

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