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3章:お祖父ちゃん (1/2)

3章:お祖父ちゃん

お祖父ちゃんは、ある会社の社長さん。

週末は、お祖父ちゃんの家へ行った。

お祖父ちゃんは、父親のいない私達のために色々なところへ遊びに連れていってくれた。

何でもできて、何でも知っているお祖父ちゃんが大好きだった。

とっても厳しい人だったが、とっても優しい人だった。

よく私に言っていたのは…
人を騙すより騙されるほうがいい。心の優しい人になるんだょ。

仕事や会社に大きいも小さいもない。
今いる場所で必要とされる人間になるんだょ。

女の子は、華やかで明るく私はそのままでいいょ。

結果よりも、何をしたかよりも、それまでの努力や気持ちを一番わかってくれた人だった。
私は、お祖父ちゃんが誉めてくれるのが一番嬉しかった。
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ひとりぼっち ©著者:いちご

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