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2章:大切なもの (3/3)

そんな交際が長く続くはずもない

話が上手な人間は見栄やはったりがそのぶん多い


どっかの本に書いてあった
一瞬、満たされない気持ちを癒されても
それは偽物だ

ヒロカズは度が過ぎた

ジョークかもしれないけど、シラフで
友達が人を殺して、説得に行くから…が出かける理由なヒロカズをまだ若かった私は上手くあしらえなかった

いや、多分今でも


徐々に情緒不安定になる私

精神科に行きたくなくて

アルコールに依存していく

処方箋をいくらでも出す中国人の医者から、ネットで調べた安定剤を買って呑む

不思議とホストクラブだけははまらなかった

ヒロカズから、薬の上客ホストの裏話を聴いてたからかもしれないし


自分に嘘をついて身体を売った時の相手みたいになりたくなかったのかもしれない

ヒロカズに依存して
気持ちと身体が蝕まれてボロボロになっていく自分



満たされない気持ちを吐き出すように私はヒロカズをありったけの汚い言葉で罵った

彼がいつものように、ゆるく小馬鹿にしなくて

本気でキレてくれた事がなぜか嬉しかった

それから彼とは二度と逢ってない


でも、壊れた身体はもう戻って来なかった

その頃から心から笑う事もなくなった

再び笑顔になっれたのは

あの奇跡の出逢いがあったから

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ダメージ ©著者:みりあん

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