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2章:奇跡
いつものように手を繋いだ
温かい
起きないかな?
お母さん…
泣きながらいつも手を繋いでると
…!!
今、指が動いた?
山下先生!
今お母さんの指動いたよ!?
本当!?
健…ちゃん?
お母さんの声だ
急いでナースコールが響いた
医者がかけつき検査が始まった
医者は目を真ん丸にしながら驚いてた
『クモマッカ出血』
この病気はね、普通喋れなくなったり腕や足がどれか動かなくなるんだよ
それが全て正常
医者がゆうには珍しいケースらしい
しかも母親が救急車で運ばれたのは三番目!
医者もいなく時間が過ぎ手遅れの状態を
奇跡的に一命を取り戻したのが
以上もないのにビックリしていた様子だった
検査も終わり、個室にお母さんと二人きりでいた
気をつかったのか山下先生はいない
母『健ちゃんごめんね?』
うん!
お母さんが元気になっただけでも俺は嬉しいよ!
泣きながら言った
山下先生『そろそろ行かないと』
その日は施設に帰る事になった
山下先生『お母さん元気になって良かったね?』
うん!山下先生のおかげだよー
嬉しくて感謝してまた小さい俺は何回も泣いた
次の日、また病院にいった
ねえねえお母さん?
お母さん一年以上も寝ていたんだよ?
母『らしいわね、ごめんね?健ちゃん迷惑ばっかかけて』
いーよ!気にしないで♪
お母さんと入れるだけでも幸せだからさ
そーゆうと安心したのか
お母さんが深く息を吸い
話かけてきた
母『変な夢をみたの』
どんな夢?
母『夢でねおばあちゃんがいて小さい時の健ちゃんをかかえててね、サンズの川の向こう岸にいるの』
健『怖ーいぃ』
母『でね、私が行こうとすると葉子!来ちゃ駄目!』
こう叫び足が動かなくなり目が覚めたわ
信じてない者って本当にあるのね
母も泣きながら語っていた
どうしようかわからない俺はとりあえず落ちつかせてジャスコで買ってもらったプレゼントを上げた
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