4章:レディース (2/12)

母は援交していたこと、パパのこと全てを知りたい…と


何が原因でどういう気持ちでこうなってしまったのか…と

警察署で相談も兼ねて私について聞いたらしい。










母の私に対する信用は０になった。







この頃から母は
｢子育てについて悩んでいる｣、｢自信がなくなってしまった｣と専門の相談窓口に電話しだすようになった。










(ﾌｯ…今更遅せーんだよババア)






私は母と喧嘩するたびに
暴れ、物を壊した。






一度怒ると自分でもセーブできなくなり、
母を殴り、おばあちゃんをも蹴飛ばした。








でも余計に辛くなり、そのストレスを今度は外でもぶつけるようになった。








雪美と遊びに出掛け、知らない女に睨まれたりすると
そいつの髪の毛をつかみ、



｢てめぇ何睨んでんだよ！｣といきなり殴ったりした。







で、相手の女が男を呼ぶと
私も先輩達を呼び、車やﾊﾞｲｸでｿﾞﾛｿﾞﾛ と集合する。





そしてﾋﾞﾋﾞって相手が逃げる。






私はいつもどこかでﾓﾒ事を起こす
ﾄﾞﾗﾌﾞﾙﾒｰｶｰだった。






そんな時、雪美が

｢うちさぁ、勝手に語っちゃいけないから言わなかったんだけど鬼姫ってﾚﾃﾞｨｰｽやってるんだ。りかも入りなよ！｣



と言ってきた。








それが始まりだった。