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「あのメール…どういう事?」
悠斗が家に来て、お茶出しもままならないまま、質問責め。
「確かに…距離置こうって言ったのは俺だけどさ、ケンカ別れみたいになりたくなかったから言っただけで…別れたいなんて思ってなかったんだけど…。」
「うん。分かってる。」
「じゃあ何で?俺、聞く権利あるよね?」
重い沈黙。
悩んで、意を決して送ったメール。
【あたし、悠斗と別れる…。】
たった一言だけど…。
簡単な気持ちで送った訳じゃない。
「あたしね、浮気した。」
声が奮える。
私が悪いの。だから絶対泣かないって決めたのに…。
「ゴメンなさい…。」
そう発した時、涙が溢れた。
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えんぎ。 ©著者:秋羅
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