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11章:〜終章〜
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翔はそう言うと未歩を優しく抱き締めた。
未歩の目からは涙が溢れ、声を出しながら泣きじゃくった。
信太は結実の肩を叩くと、目で合図をして結実と共に病室から出ていった。
翔「・・・・・本当にあの時は心臓が止まるかと思ったよ。」
未歩「・・・勝手な事してごめんなさい・・・」
翔「・・・結実ちゃんから理由は聞いたよ。
未歩ちゃんらしいけど・・・もうこんな思いは勘弁して。
心臓がいくらあっても足りないよ。」
未歩「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・」
未歩がそう言うと、翔は優しく未歩の頭を撫でた。
翔「・・・もう終わったんだ。
・・・全部忘れよう。」
翔がそういうと、未歩は翔の腕の中で頷いた。
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