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11章:〜終章〜 (2/76)



次の日の朝、未歩はあれから一睡も出来ずにベランダに出て自分の心の中と同じようにどんよりとしている空を見つめた。



翔がそんな未歩を部屋の中から複雑な表情で見ていると、翔の携帯が鳴り着信を知らせた。



翔は表示された名前を見ると、通話ボタンを押す。




翔「・・・。
・・・あぁ。
・・・そうか・・・
・・・・あぁ。
・・・いや・・・・事務所に向かう。
・・・・・あぁ。
じゃあ。」






翔は電話を切ると、ベランダのガラス戸に手をかけ開ける。




翔「・・・・未歩ちゃん・・・・」



空を見上げたままの未歩がゆっくりと翔に視線を移すと二人は無言のまましばらく見つめ合った。





翔「・・・未歩ちゃん。
俺は行くけど、昨日の夜約束した事・・・守ってくれるよね?」





未歩「・・・」




翔「未歩ちゃん」



未歩「・・・はい。」




未歩がそう返事をすると、翔はしばらく未歩を見つめた後にふと視線を反らし、ベランダから部屋へと戻った。


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